勝間和代に教えてもらった、テレビの「一部切抜き」という印象操作法

今朝のテレビで、このたび事業仕分け人に選ばれた経済評論家・勝間和代さんと、仕分けされる側のやりとりが流されました。これを見て、あなたはどう感じますか?

役人「・・・ディス(テ)ネーション云々…」
勝間「もう一度言っていただけますか?」
役人「ディス(テ)ネーションです。」
勝間「ディス(ティ)ネーションですね、分かりました。」

長文なので目次など。

  1. 勝間 vs 被仕分け人のやりとりを見て思ったこと
  2. 勝間さんから「こちらを見てから判断ください」と
  3. 「あ、やられた」と思わせた伏線があった
  4. テレビの報道も斜めに見なきゃならんのか…
  5. 「民主党さんの思うとおりにはさせないぜ」

勝間 vs 被仕分け人のやりとりを見て思ったこと

これは、2010年11月16日、朝の情報番組「めざましテレビ」内のニュースコーナーで流れたもの。(一言一句同じではないですが、こんな感じでした。)映像と一緒に流れたテロップには、上記のカッコでくくった部分=「テ」「ティ」が丸囲みで強調されていました。

これを見て私がツイッターに書いたものがコレ。

勝間和代宛ツイート

英語ができない私、正直「テ」だか「ティ」だかはよく分からなかったんですが、テロップで丸囲みで強調されてるのを見て、素直に「あー、勝間さん、英語の発音が気に食わなかったのね」と思った次第。

「勝間和代ってあんまり好きじゃないんだけど、だからと言ってこんな本筋から外れた小さいことに噛み付くような人だとは思ってなかった。なんかガッカリー。」

好きか嫌いかは別として、私と同じような印象を持った方、結構いらっしゃるんじゃないでしょうか。

勝間さんから「こちらを見てから判断ください」と

で、そんなことも忘れかけていた夕方、勝間さんから上記のツイートに対してリプライがありました。「こちらを見てから、判断ください。」と、紹介されたのがこちらのブログ記事。

地上波マスメディアにおける「切り取り」の問題点
残念ながら、一部のメディアはその中で「切り取り」というような、議論の中で一部だけの些末な部分を取り上げ、そこだけが全てのような報道をするのが大変残念です。

これは勝間さんご自身が自らのブログに書いた記事。単純に聞き取れなくて聞き返しただけなのに、それをあたかも被仕分け人をいじめるかのごとく編集されてしまった、とのこと。

私、このブログ記事を見てすぐに「あ、やられた」と思いました。なので、取り急ぎ不快な思いをさせて申し訳ない旨、お返事しました。

「あ、やられた」と思わせた伏線があった

有名人からリプライいただいたもんで、それに慌てて謝った!ということではなく、「あ、やられた」とすぐに思わせる伏線が私にはありました。

めざましテレビには、「ここ調」というコーナーがあります。「めざまし調査隊」の後釜ですな。

このコーナー、「素朴な疑問を調査するよ」というのが趣旨でして、ちょっとした疑問や多くの人が先入観を持っているようなことに対して、アンケート調査したりして、実際どうだったかという内容を放送するわけです。

このアンケート調査が伏線でした。

勝間さんの映像が流れた後の「ここ調」でも、「大阪人は実際にせっかちか?」というお題に対して、「大阪人の方が歩く速度が0.2km/h早いから、せっかち。(20人に調査)」といった内容が。

バラエティ要素の強いコーナーとは言え、たった20人の調査、誤差とも言える速度差で、全国何十・何百万人という視聴者に対して「大阪人=せっかち」という印象を与えるわけです。(ま、実際せっかちかどうかは置いといてw)

あまりに安易な調査で結論付けるようなことが以前からちょくちょくあったもんで、前述のとおり「そういうことをするテレビ局=あ、やられた」とすぐに思ったわけです。

テレビの報道も斜めに見なきゃならんのか…

こういった、「言葉の一部だけを報道された」「その結果、事実と異なる印象が与えられた」というのは今に始まったことではなく、佐藤栄作が首相を辞任する際、新聞は嫌だとテレビカメラだけの中、退任会見したことなんかからも、大分昔から同じようなことがあったんでしょう。

そんなことを知っていたにも関わらず、「一部分の切り抜き」という可能性をまったく考えずに、テロップに出た丸囲み部分に引きづられて「ガッカリ」とつぶやいた私は、「なーんも考えないでニュース見てるのねー」と言われてもしょうがない。てか事実だし。

バラエティでよく見る「演出」という名を借りたヤラセ(事前に了解もらってるにも関わらず、タレントが頼み込んで了解をもらった!的なシーンとか、そーゆーの)は、抵抗力がついたのか真実だとは思わないんですが、ニュース、報道といった類のものにもそれに似たことが行われているんだと、改めて思い知らされた次第です。

一方で、勝間さん本人がブログに書いたからといって、それが真実なのかは分かりません。(本人のコメントですら鵜呑みにしないとか、今回の件でちょっと勉強したw)が、ネットで生放送されているのをご存知の方がおっしゃってるわけで、状況として真実味はありますよね。

「民主党さんの思うとおりにはさせないぜ」

というわけで、勝間さんには大変失礼なことしなたーと反省する一方、不思議に思うのは「なんで変な印象を与えるような編集をしたの?」ということ。

勝間さんが意地悪そうという印象を与えたいとか、曲がりなりにも放送認可を受けたテレビ局が、個人に対してさすがにそーゆーことはしないだろうと。

で、思い出したのが、昨年、自民から民主への政権交代が行われた際、「産経」新聞の方がツイッターで「民主党さんの思うとおりにはさせないぜ」と書いた件。(その後ツイートは削除され、書いた方も謝罪されてましたが…。)

ここら辺は私の想像でしかないのでこれ以上書きませんが、なんとなくグループの思惑が見え隠れしたりしなかったり。

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と、以上が「朝ニュースを見てツイッターにつぶやいた→勝間さんからリプライがきた→反省した」という一連の流れ。個人的に感じたことをベロベローっと書いたので、捉え方の異なる方も多々いらっしゃると思います。

が、今回の件で私はニュースの見方を再認識。勝間さんにはご迷惑おかけしましたが、諸々お勉強させていただきました。

勝間さん、すみませんでした。そして、ありがとうございました。

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